CHALLENGE

お客様のために全力を尽くす

日本各地に無数に存在する古い橋梁を、どのように補強するか。
耐震基準のない国の建物と人々の命を、いかにして守るか。
ジェイ・トレイと大学機関が一体となったプロジェクトが始まっている。

MISSION
課題
日本では今、数ある橋梁が
一斉に老朽化している

  • 日本には約70万もの橋があり、中でも高度経済成長期に建設された橋梁は老朽化が目立っている。また、建設年度がわからないほど古い橋も30万ほど存在する。こうした橋梁を調べると亀裂などの不具合が見られ、いずれ破断する恐れも少なくない。しかし、これまで日本では橋を新設するばかりで、「古い橋をどのように補強すれば良いか」という研究はほとんど進んでいないのが現状だ。

CHALLENGE
挑戦
大学の研究会に参加し、
最適な補強方法の確立へ。

  • ジェイ・トレイが有する解析技術は、橋梁の診断にも応用できる。そこで関西の大学機関が開いている、鋼構造の研究会に参加。他の専門知識・技術を持つ企業や、大学機関の研究者とともに勉強し、橋梁の最適な補強方法を探っている。たとえば「部材破断と耐震性能について」「バイパス工法による連結板取替手法」などテーマは多岐にわたり、ヨーロッパの橋梁デザインや施工方法を参考にするなど世界にも目を向けている。また、橋梁は土木分野であるため、ジェイ・トレイも土木についてさらに知見を深め、自社の事業に活かすことができる。

MISSION
課題
地震大国アゼルバイジャンには
耐震基準が存在しない

  • ロシア、アルメニアなどと隣接しているアゼルバイジャン共和国は地震が多く、首都バクーでは2000年に大地震が起こっている。しかし、アゼルバイジャンでは日本のような建築基準法が定められていない。近年、石油の産出によって国が急速に発展し、多くのビルが建ち並ぶようになってきたことから、地震対策が急務となっている。こうした事情により、日頃から取引のある商社の方を通じて、ジェイ・トレイに「力になってほしい」との依頼があった。

CHALLENGE
挑戦
大学機関と連携し、国家を救う
耐震基準策定を目指す。

  • 耐震基準の策定は、国として認められるシステムを作ることであり、国家の存続に関わる重大問題だ。ジェイ・トレイの社員数は約30人。しかし「できません」と言わないジェイ・トレイは、ある大学機関に協力を求めた。正式に協力関係を結び、技術的な相談ができる体制を整えた今、プロジェクトが本格的に動き出そうとしている。アゼルバイジャンは、もともと日本と友好関係が深いトルコ系民族であり、前大統領が大の親日家であったことからも日本への憧れが強い国。日本が誇る耐震・解析技術を示し、世界に貢献する時が来た。